相思相愛
俺は、その言葉に寒気を感じた。
「離せッ!この変態!!」
桐生さんは、すぐに離した。
「梓、家事できるか?」
いきなりなんだよ。
確かに、家事は並に出来るけど
「出来るけど…」
桐生さんは、ニッコリ笑って
「じゃ、家事よろしく!俺の家に住むんだから、それぐらいしろ」
何コイツ?俺様すぎねぇ?
怒りがフツフツと湧き上がってきて、ついに俺はキレた。
「さっきから、お前なんだよ!?勝手すぎねぇか???勝手に俺を連れ出して、勝手に前髪切って、好き勝手やり過ぎじゃねぇの?
だいたい俺に触ってんじゃね――ぇ!!」
そう言うと桐生さんの顔は、ヤバイぐらいに怒っていた。