相思相愛



朝ご飯は、最高に旨かった!!
久し振りに誰かと一緒食べた。
引き籠もりをしてた時は、たまに潤がいる感じだったから…



暗い話しなんて嫌だよね…



「梓、俺はこれから仕事に行くんだが一緒に来い!」


お前は一体何様だっての!!
俺様だよね…
大丈夫…聞かなくても分かってるから。


「別にイイんだけど、
恭平の仕事ってなんなの???」

「そんなん決まってんだろ!!
モデルの社長だ!!!!」

恭平、どうしてそこが決まってんの!?
流石、俺様だよな………。

それが当たり前なんて…



俺は、そんな恭平に呆れながら聞いた。


「どこのモデルの社長なわけ????」



恭平は、綺麗に笑いながら

「"jkI"っていうメンズ雑誌だ」


まじすかぁ!!?
俺も見たことあるけど、凄い有名雑誌で有名人が読んでたり、写真に写ってたりするんだよなぁ!!!!!


でも、まさかこんな若い奴にあの雑誌を手掛けてるなんて!!
何だかんだ言って、何気に凄い人なんだ…
恭平って!!!!!!!


もしかしたら、有名人に会えんじゃないの!!!?
行かなきゃ絶対に損だよねっ!!?



「恭平、連れてって!!行きたい!!行きたい」

だけど俺の考えは、甘かったんだ…………




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