相思相愛
恭平は、俺の行動に驚いた顔をしていた。
「それは別にいいんだが、梓は外に出れるのか???」
NO~~~~!!!!
忘れてた……
どうしよ…
俺、外に出られないこと自分で忘れてたんですけど!!!!
「外になんて出れません…」
恭平は、溜め息を吐きそして俺に活を入れた。
「はぁ……
いつかは、梓も外に出なきゃ行けないのは分かるか???」
そんなの俺だって分かってる!
恭平は、俺が黙っているのを肯定したと思ったのか話しを続けた。
「それに、ずっと家に籠ってたって何も始まらない。
少しづつでいいから、外に慣れないとこの先しんどいのも目に見えているだろ???
大丈夫だ。
梓には、俺がいるだろ???
一人じゃないんだ、潤や竜清がいるだろ??
だから一歩前に出るんだ、梓。」
そう言って、恭平は俺の頭を撫でた。
………俺だってそんなこと分かってる。
この先しんどいことだって、一歩踏み出さないと何も始まらないことだって…………
他の人に言われなくたって、自分が一番分ってる!!!