相思相愛


「そんなこと、俺だって分ってる!!!!
今のままじゃ駄目になっちゃうことぐらい…
俺だって何回も外に出ようとしたけど、やっぱり無理なんだ。
俺の知らない人が俺があんなことされたの知ってるかもしれないって、思うと怖くて…出れねぇんだよ………」


最後の方は、泣き崩れてしまって声にならない声をあげていた。

なんか、最近俺泣いてばっかだ。


「…ぅ……っン!???」

何をされているんだ???

目の前には、恭平のドアップがある。
俺の唇に変な感触がしてるんだけど………


えっ……!!???
まさか俺、恭平にキスされてんの~!!???

「…!!!!(あり得ねぇ!!)」


待て待て!!!
息が出来ねぇ!!


俺が、恭平の胸を手で叩いても、恭平は離れてくれなかった。

俺は酸素を求めて口を開けた途端に、ぬるりとしたものが入ってきた。
これって、ディープキスだよね????


「…やぁ……きょ……へ…」

甘ったるい声がでてきた。
俺凄く気持ち悪いんですけど!!!!!




5分ぐらいしてから、やっと離れて行ってくれた。


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