相思相愛



「佐藤このまま帰る。いいな?」


「はい、もちろんです。」
佐藤さんはキラキラ笑顔だ。


助けてよ、佐藤さん!!









************


ここは、恭平のマンションで最上階。

「恭平??」


「うるさい梓///」

顔を真っ赤にして、怒るけど全然怖くない♪



「きょ…うゎッ!」

恭平におもいっきり抱きしめられた。


「梓、可愛すぎだろ!!ヤバすぎるだろ!!」



「気持ち悪くない?男なのに女の格好なんて」

「何言ってんだ?!可愛すぎ!誘ってんのか??」


ん?
何が?
誘ってるって意味が分からない。

まぁ、いいや。


「あのさ、恭平って女の子連れて来たの見たって、佐藤さんから聞いたんだけど…」

そう俺が一番聞きたかったことだ。


「はぁ??女の子となんか、歩いてないが。」

「嘘ばっかり!佐藤さんが今日見たって、言ってたし!」


「だから、俺は女の子と歩いてないし、そもそもずっと会議だったんだ。」



「恭平の嘘つきっ!!」




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