相思相愛


恭平side


今日の会議は疲れた。


早く社長室に行かないとな。
梓が待ってる。


だが、社長室には梓の姿はなかった。

「おい、梓!いるなら返事をしろ!!」

俺は、梓がいないことに不安を感じた。
まさか誘拐かっ!??


俺は片っ端から梓のことについて、聞き回った。

そして、東棟のスタジオにいると聞いた。


それを聞いた途端に、俺は走り出した。


そして俺は、梓にぞっこんラブだということを自分でも思った。
全く、笑い話にもならないぜ。






************

俺のマンションに戻り、梓を抱きしめた。
梓が消えてから、ずっとこうしたかった。


梓本気で愛しているんだ。


もう手放したくない。

だが、手放すなどそんな気は毛頭ないのだが。



梓が疲れで寝てしまった。
だがそれは、仕方のないことだ。

だって梓が外に出て、人前に立つモデルまでやったんだ。

疲れるのも当たり前か。
明日は絶対に褒めてやらないとな!!



そうして二人の夜は更けていく。






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