相思相愛


楽しいなぁ。

こんなにも楽しいことを、俺は長い間忘れてたんだ。


もったいないことしてたんだ。
これからは、もっとポジティブに生きなきゃな。



俺は、近くのベンチに座り恭平が帰ってくるのを待った。




-----ゾク

空を見ていた俺の背中に、強い視線を感じた。


気のせいか??

でも、最近そいう視線は感じることが多い。


勘違いであってほしいが、あまりにも多すぎる。



早く恭平戻って来てよ!


すると、恭平がやって来た。

「梓、待たせたな。ほいジュースだ」

「あ、ありがと」


恭平は俺の隣に座り、お茶を飲んでいた。


やっぱあのこと、言うべきかな??

でも、もし違ってたらかなり恥ずかしい。
自意識過剰とか思われたくない。



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