相思相愛
兄貴が出て行って、俺と桐生さんという、ものすごく気まずい。
「別に帰ってイイですよ。こんな奴の世話なんて面倒いでしょ?」
なんか自分で言って傷ついた。
桐生さんは、少し考えてから口を開いた。
「どうして、家から出たくないんだ?」
ッて、俺の話しはスルーかよッ!
つか、こっちこそ見ず知らずの人に話すかっての!!
「………………」
「言いたくない…か。
だったら…
無理にでも、外に出させるから。」