聖花学園~花よ咲き誇れ~2
「分かってると思うけど、君は絶っっっっっ対に部屋から出ないように! 朝はあいつ低血圧で何も出来ないから、夜さえしのげば大丈夫だ!」
すぐ目の前で、聞こえないわけがないのに学園長は大声で言った。
「いいかい!? ノックされたらまず覗き穴見るんだよ? それで相手があいつだったら無視を決め込め!」
「は、はいはい! 分かりましたから!!」
何度も念を押され、わたしは慌ててキッパリと声を上げる。
このままだと延々と注意点を並べ立てられそうだ。
「そうかい? まあ、分かってるならいいんだけど」
まだ言い足りないかのように、不服そうな顔をする学園長。
わたしはそんな学園長に、ははは……と呆れた笑いを向けていた。
すぐ目の前で、聞こえないわけがないのに学園長は大声で言った。
「いいかい!? ノックされたらまず覗き穴見るんだよ? それで相手があいつだったら無視を決め込め!」
「は、はいはい! 分かりましたから!!」
何度も念を押され、わたしは慌ててキッパリと声を上げる。
このままだと延々と注意点を並べ立てられそうだ。
「そうかい? まあ、分かってるならいいんだけど」
まだ言い足りないかのように、不服そうな顔をする学園長。
わたしはそんな学園長に、ははは……と呆れた笑いを向けていた。