聖花学園~花よ咲き誇れ~2


『受け入れろ』


 その言葉が最悪の状況を予測させる。



 嫌。

 絶対にそれだけは嫌!



 なのに、呉羽先生は確実に弱味をついてくるんだ……。




「……よっぽど例の画像をバラされたいらしいな」

「っ!?」


 その言葉にビクンと体が震える。



 呉羽先生を部屋に入れたくもないけれど、あの画像をバラされるのも嫌だ。


 嫌な汗を流しながら迷っていると、呉羽先生は最後に追い討ちをかけた。


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