聖花学園~花よ咲き誇れ~2
本当に、いつまで続くんだろう。
先の見えない恐怖。
でも、そんな中でも希望はあった。
流依や先輩達、フラワーの皆。
わたしを気に掛けてくれて、いつでも助けてくれる。
でも、いつまでもそれに甘えてもいいのかという疑問も常にあった。
それでも他の方法が思いつかない以上、皆に助けてもらうしかない。
「小都子? ……大丈夫?」
わたしの顔を覗き込んで、和子先輩が聞いてきた。
見ると、流依も目の前に立って心配そうな顔で私を見てる。