聖花学園~花よ咲き誇れ~2
でも、小都子は言ったから。
恋人でなくても、仲間としてずっと一緒にいてくれると言ったから……。
小都子との繋がりが永遠なら、諦められる気がした……。
まだ胸にあるこの想いに別れを告げよう。
僕はきつく閉じていた目を開き、この特等席を見つめた。
僕だけが知る小都子との出会いの場所。
僕だけの特別な場所。
この場所に、小都子への想いを置いていこう……。
「さようなら……僕の初恋……」