聖花学園~花よ咲き誇れ~2
「分かりました。じゃあ明後日伺いますね」
『本当かい!? 有り難う!』
大袈裟なほどの喜びの声に、クスッと翔子先輩に聞こえないように笑ってしまう。
その後は詳しい時間や場所を教えてもらって電話を切った。
すぐに流依に電話をかけようとしたけど思いとどまる。
時間遅いし……メールにしておこうかな。
そう思い立ち、メール機能を開く。
事の詳細を一通り打ち、送信。
しばらくして流依も行けるという内容のメールが届いた。
「良かった、一人だとやっぱり不安だしね」
呟いて安心する。