聖花学園~花よ咲き誇れ~2
だからいくら異様な生徒達の興奮に引きつりそうになっても、変な顔になるわけにはいかない。
わたしは引きつりそうになるのを必死に堪えて、フラワースマイルを浮かべ続けた。
少しして、翔子先輩の前にマイクスタンドが置かれ、応援が始まる。
『今日と明日の球技大会を戦い抜く皆に、私達フラワーからエールを送る!』
カッコ良く言い切った翔子先輩に続いて、「フレーフレー」と練習した通りの応援をした。
好意や敬意。そして羨望の混じった視線がわたし達に注がれている。
応援でしか球技大会に参加出来ないわたしは、せめてそんな視線に応えられるようにと声を張り上げていた……。
わたしは引きつりそうになるのを必死に堪えて、フラワースマイルを浮かべ続けた。
少しして、翔子先輩の前にマイクスタンドが置かれ、応援が始まる。
『今日と明日の球技大会を戦い抜く皆に、私達フラワーからエールを送る!』
カッコ良く言い切った翔子先輩に続いて、「フレーフレー」と練習した通りの応援をした。
好意や敬意。そして羨望の混じった視線がわたし達に注がれている。
応援でしか球技大会に参加出来ないわたしは、せめてそんな視線に応えられるようにと声を張り上げていた……。