聖花学園~花よ咲き誇れ~2
わたしは促されるままイスに座り、呉羽先生に治療をしてもらった。
消毒液を含ませたガーゼで傷口を消毒し、指先で直接薬を塗ってもらう。
薬を塗ってくれているその仕草もやっぱり妖艶で、わたしは恥ずかしくて始終呉羽先生から視線を逸らしていた。
「バンドエイドは貼らないぞ? 流石に顔はみっともないからな」
「はい……」
顔から呉羽先生の指が離れ、治療が終わる。
わたしは恥ずかしくて少し頬を染めた顔を誤魔化すように、急いで立ち上がってお礼を言った。
「あ、手当て有り難う御座いました。それでは失礼します」
そして軽く頭を下げてドアへ向かおうとしたとき、腕を引かれる。
突然のことに驚く暇もなく、耳を挟むように頭を掴まれキスをされた。
消毒液を含ませたガーゼで傷口を消毒し、指先で直接薬を塗ってもらう。
薬を塗ってくれているその仕草もやっぱり妖艶で、わたしは恥ずかしくて始終呉羽先生から視線を逸らしていた。
「バンドエイドは貼らないぞ? 流石に顔はみっともないからな」
「はい……」
顔から呉羽先生の指が離れ、治療が終わる。
わたしは恥ずかしくて少し頬を染めた顔を誤魔化すように、急いで立ち上がってお礼を言った。
「あ、手当て有り難う御座いました。それでは失礼します」
そして軽く頭を下げてドアへ向かおうとしたとき、腕を引かれる。
突然のことに驚く暇もなく、耳を挟むように頭を掴まれキスをされた。