聖花学園~花よ咲き誇れ~2
第二章 戦闘開始!大事なものを守るため
球技大会も終わり、休日を経て学園はいつもの日常に戻っていた。
わたしも、いつも通りの元気な姿を演じている。
内心いつ呉羽先生に呼び出されるのかビクビクしていた。
呼び出されて、今度こそ犯されてしまうんじゃないかと……。
それでも演じきれたのはフラワーの皆のおかげ。
ふと気付くと、いつの間にか誰かが側にいてくれた。
まるで姫を守る騎士のように……。
球技大会の二日目、明らかに様子がおかしかったであろうわたし。
そんなわたしを見て何があったのか聞きたいだろうに、皆何も聞かずにそうやって守ってくれている。