聖花学園~花よ咲き誇れ~2
 数日たった今でも、呉羽先生の存在を思い出すだけで血の気が引いて貧血に似た状態になってしまう。

 それほどまでに、あの先生はわたしに恐怖を与えていた。



 だからわたしは、皆の想いと優しさに甘えて守られていた。


 それではいけない。

 このままじゃいけないと思いながらも……。





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