愛と青春と追憶の みどる。
とことん、

やってやろうではないか。


この人生において、

勉強など一度もしたこともない、

がらくたでふさがっている勉強机に、

座ったことなど一度もない、

勉強中に、

母親がおケーキとお紅茶を、

しずしずと、いそいそと、

持ってくる風景など、

テレビドラマでしか見たことがない、

そんな私ではあるけれど、

この、悲しき宿命のどてっぱらを、

壮絶なる自己革命のみどるで、

ぶちこわしてやろうではないか。


誰もが驚くような、

奇跡的かつ、破壊的かつ、

暴力的勝つ、衝撃的な、

成長と、変貌と、黎明と、

覚醒と、萌芽と、

愛と、青春と、旅立ちのみどるを、

自らのどてっぱらに、

激しく、そっと、

ぶちこんでやろうではないか。

< 14 / 54 >

この作品をシェア

pagetop