愛と青春と追憶の みどる。
師匠。カール・ゴッチ。

プロレスの神様。

カール・ゴッチ。

カール・ゴッチを、

リング上で壮絶にぶちのめすこと。


アントニオ猪木にとっては、

カール・ゴッチを、

リング上の戦いにおいて、

勝利することこそが、

これまで自分を育ててくれた、

わが師匠に対する、

最高にして唯一の、

恩返しなのだということ。


それを、私は、漫画




「プロレス スーパースター列伝」




を読んで、知りました。


だからこそ、

わたしにとっては、

全ての単語テストにおける、




100点。



それこそが、

わが、ナマズの神様、

ナマズ先生に対する、

最高にして唯一の、





ナマズ返し




なのだということ。

そういうことなのでした。



私は命を賭して、

自らの記憶のどてっぱらに、

単語のつづりと、

単語の意味と、

アクセントのみどるを、

ひたすらに、

壮絶なるまでに、

ぶちこみ続けました。


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