愛と青春と追憶の みどる。
わたしはこう答えました。

「先生、

私の、この前の旺文社模試の結果、

見てもらえましたか。」

「全校で

60人しか受験していないけど、

わたし、2番でした。」


「今、わたしは、受験に向けて、

英語の勉強をしています。」


でも、私の発言は、途中で、

その先生の罵倒に、

かき消され、ぶちのめされてしまいました。



しかし、二年生も終わり、

三年生となり、

春における、全校実力テストを境に、

三年次の担任も、

一・二年次の担任も、

手のひらを返すような態度に、急変しました。



わたしは、

そんな教師達に対して、

何の感情も、ありませんでした。


失意も、驚きも、怒りも、

喜びも、満足も、

何の感情も、ありませんでした。




ただひとつ。

湧き上がってくる感情は、

ただひとつ。



単語を

自らのどてっぱらに

ひたすらに

ぶちこむのみ。



ぶちこむべし。


ぶちこむべし。


ぶちこむ べし。
< 24 / 54 >

この作品をシェア

pagetop