愛と青春と追憶の みどる。
そして、

夏休みが終わり、

二学期を迎える頃になると、

受験シーズン間近の、

独特な雰囲気のみどるが、

わたしたちのどてっぱらを

壮絶なるまでに

どんよりと、包みました。


わたしは、

なんとなく第一志望の

都内私立高校を受験したものの、

過去問題集はなんとなく一度やっただけ。

そして、なんとなく、見事不合格。


公立高校は

第二志望だったため

なんとなく、全くの無関心。

自宅からそれなりに近い、

三つの公立高校の中から、

最も偏差値が低い高校を、

なんとなく、選択。

そして、受験。


そして、

都内私立高校に不合格となったため、

不本意ながら、

何の思い入れのみどるも

ぶちこむはずのない、

その公立高校に

なんとなく、入学することとなりました。
 
どすこい。


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