モラルハラスメントー 愛が生んだ悲劇
プロローグ
この物語を読まれた方は、
『なぜ、主人公は誰かに相談しなかったのか』
と思うでしょう。
おそらく、相談はしていたでしょう。
数え切れないほどしていたかもしれません。
ですが幸せな誰もが、同じことを言うのです。
『どこの夫婦だって喧嘩はするよ。
貴女にも悪いところはあるでしょう?
ご主人は男だもの、子供だと思ってハイハイって聞いてあげればいいの・・・・』
つまり、喧嘩両成敗。夫婦喧嘩は犬も食わないってね。
この物語を読み終えた後、誰かから夫婦の確執の相談を持ち掛けられたら・・・
あなたは、同じような言葉で受け流すことができますか?