屋上から見える空




『それって・・・入学式から愛に目をつけてたってことだよね、つまり。』

『う~ん・・・。でもあんま信じられないなぁ』

『何でょ??先輩から告られるなんて夢みたいじゃん!!!愛にもとうとうモテ期ってやつがきたんじゃん??』

『そーかなぁ・・・。何か・・・。。。知らない人だからかなぁ・・・?よく分かんないけど。。。』



教室に戻り、息苦しいこの空気の中、唯一何でも話せる友達の友里にさっきの事を話した。



『で、返事ゎ?』

『え?』

『返事、考えといてって言われたんでしょ?どうすんの、返事。ふるならふるでハッキリ言わないと可愛そうぢゃン??』

『うぅ・・・』



正直どうも思わない・・・。


好きでもない人と付き合えない・・・


それにあの人の事、何にも知らない・・・。


『その人、名前ゎ?』

『玲・・・とか言ってた』

『玲・・・?3-4の結輝 玲??』

『さぁ・・・。でもお兄ちゃんと同じクラスだから多分そう・・・』

『ぅッそラッキーぢゃん!!!!!!』

『え??』

『バスケ部でさ、超人気、モテモテの結輝 玲でしょ??うっわぁ、そりゃ、愛すごいよ、うん』

『ふうん・・・。』


そうなんだ・・・。
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