星の海
「…りん………かりんっ!!」
「………悠真??」
「大丈夫か!?」
「………ふぇ??」
あたしは周りを見渡した。
「わぁっ!!キレイ!!!」
あたし達の前には
太陽の光を反射して
キラキラ光る大きな湖があった。
「キレイだろ?」
「うん…っ!すごい!!」
あたしは感動してずっと
その湖を見つめていた。
「てか…ここどこ??」
素朴な疑問が頭に浮かんだ。
「…ここは…湖だ」
悠真が答える。
「いや、それは知ってる」
ズイッ
「えっ……」
悠真の顔があたしの顔に
近づいた。
そんな見つめられると
ドキドキしちゃうよ…。
あたしの顔が赤くなる
のがわかった。
「やっぱ…覚えてないのか??」