星の海
「うひゃっ!冷たっ!」
「そりゃ果林、こりゃ井戸水
だからな。まぁ我慢だ」
「はい、ありがとうございます」
「そんな固っ苦しい言葉
使わんくていいよ。
アッハッハ!タメ口で結構だ」
「あ…うん。わかった」
なんでおばあちゃんタメ口
なんて言葉知ってんだ??
少し疑問に思いながら
話を続ける。
「おばあちゃん、
よろしくお願いします」
「ああ、あんたの
お父さんから話は
聞いてるよ。何日
でも何週間でも
泊まってきな!」
「え?果林泊まってくのか??」
悠真が口を挟む。
「何よ。悪いの〜??」
「いや、悪くないけど
学校とかいいのか??
明後日月曜日だぞ?」
「大丈夫なの!」
「…大丈夫なのか??」
「いいさいいさ。
学校なんてなぁ
サボってナンボ!!」
おばあちゃんは豪快に笑った。