星の海
「んじゃもう行ったら?
みんな待ってるんじゃないの?」
「いや?別にいいんじゃない??
俺、キミに興味あるんだよね」
「はぁ!?」
「いやぁもう全部
聞いちゃったんだよね。
未柑との会話。
あんなん聞いたら
興味持っちゃうよ。
キミ、かわいいし」
「は!?何言ってんの!?
ウザイんだけど」
いきなり何言い
出してんのこいつ。
「ウザイとか言うなよ」
その男の子はあたしの
隣に座った。
「そんなにツンツン
してるとモテないぞ?
お前どうせモテてないだろ?」
「よけいなお世話!!」
プイとそっぽを向いた。