星の海
☆.
「「いただきま〜す」」
おいしそうなおばあちゃんの料理を前に
未柑と翼は嬉しそうに手を合わせた。
「いただきます…」
あたしはその二人を前に
どんよりとつぶやいた。
「どうしたんだい?
元気ないねえ」
「大丈夫です…」
「なにかあったの?
果林ちゃん♪」
翼がにやにやしながら
あたしを見る。
「別に」
キッと翼をにらみつけてやった。
こんな男と住むなんて
ありえない!
なんかいちいち気に障るし、
いきなりキスするし!
あ〜むかつく!