星の海
「えっ(照)」
「大丈夫。変な
意味じゃないから」
未柑は苦笑しながら
扉を閉めた。
「どうぞ」
あたしがふとんの端に
よると未柑はもぞもぞと入った。
それから2人で
いろんな話をした。
テレビの話や未柑の学校の話、お父さんの話…。
「ねえ、未柑って
彼氏いるの?」
あたしはふと疑問に
思ったことを口に出した。
こんなかわいい妹なら
いるに違いない。
お姉ちゃんちょっと
さびしいよ。
そんなことを考えていると
未柑が押し黙っているのに気づいた。
「未柑―…?」