☆ピュア姫と腹黒王子★
「桜がね、初めてデザインしたネックレス」
デザイナーになろうと決めたのも、これをつくってからだった
「いつかね…大切な人ができたら渡そうって思ってたの」
なかなかそんな人はいないなって思ってたけど、
るーちゃんになら、
ううん。
るーちゃんに受け取ってほしいから……
「俺に?やったぁ……」
ニコッと笑うるーちゃん
あたしはそっとネックレスをつける
「うん、似合ってるよ!」
「桜」
ぐいっと引き寄せられてまたまたるーちゃんの腕の中