☆ピュア姫と腹黒王子★


─side・流架─




なんだ?



あの女。




この俺を殴りやがった




───キィ




屋上の扉開いた



すると、


李紅達がいた




「……よぉ」




李紅のそんな言葉なんか耳に入ってこなかった



なぜなら。



桜が泣いてたから




「ほら!桜!!謝りな?」



謝りにきたのか…?




「……ヤだ」



やだ!?



かわ……いくない!!



可愛くないからな!!



「悪い、『女なんかちょろい』って桜の禁句なんだ」



「禁句?」



「ほら、あの上級生らに言われたんだよ」




俺……なんてこと言ったんだろ……




今更ながら



後悔した




< 34 / 316 >

この作品をシェア

pagetop