Destiny~恋する瞬間~
「何が気になったの?」


「おまえが」


「あたし?!」


なんで?って事しか頭になかった。



「俺がいつも女子に囲まれてるとき、おまえだけ窓見てるから
すっごく気になった」

「あぁ~それはね、
好きな人を見てるの」

「好きな人?」

「うん。先輩なんだけどね、
優しくて、頭もよくて、サッカーが上手で、そんな先輩に
あたしは惚れたの」

「へぇ~なんて名前?」

「秘密! これはカナにしか言ってないもん! 広まるのイヤだし!」

「そっかぁ」

「俺、そろそろ戻るわ」



「うん。」
< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop