特別な日


――――――――――


席替えの時

窓側の一番後ろに
私はどうしてもなりたかった。

私のクラスは奇数で
1人だけとびだす形で
席が並んでいる。

それの席がその窓側の席だ。


でも私がなった席はその1個前で

おしいからすごく悲しくなった。



私がくじを引いた時に

一番後ろがよかったなあ


って周りに聞こえないくらいの

小さい声で言ったつもりだったのに




「代わってやろうか?」



そうコソコソッ と言ってきたのが






高橋くんだった。






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