幼なじみは人気モデル

葵の家はお隣だから一分もかからずに着いた。


ピンポーン


インターホンを押すと、いつもならすぐに開けてくれる葵がなかなか出てこなかった。


いないのかな?もう一回押そうとすると、家の中からどたばたと走ってくるような音が聞こえて、ドアが開いた。


『あ、あ…お!?』


「こんばんは、千鶴ちゃん」


出てきたのは葵ではなく、アオイと同様に高い人気を誇るモデル、シンだった。
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