幼なじみは人気モデル

「ていうか葵まだ残ってんじゃん。俺の一個食べたんだからくれよ」


「やだね、俺の好物だもん」


二人で仲良く?言い合いしてる中、ふと時計を見るともう9時だった。


『あお、そろそろお風呂入ってきたら?』


いつもならこの時間には入っているはず。今ならあたしもいるし、慎吾さんも退屈しなくていいと思ってそう声をかけた。


「嫌だ、お前をこんなヤツと二人にさせられるか」


ドキッ。

葵、それは殺し文句だよ。
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