描いた綺麗な画
そこでチャイムが鳴ってしまった。



帰りのみっちゃんの話は、受験の話ばかりだった。


私は空を見ていた。


みっちゃんの話がようやく終わって、みんなが帰ろうとしていた。



「神崎、今日用事ある?」


空君が話しかけてきた。


「えっ、何にもないよ?」


「なら、一緒に帰らない?」


えっ!?
一緒に帰る!?


「いいの…?一緒に帰っても…」


「もちろん!!じゃあ帰ろうぜ!!」


嬉しい…空君と付き合ってるんだって思う。



私は千秋たちに言ってから、空君と教室を出た。
< 181 / 346 >

この作品をシェア

pagetop