描いた綺麗な画
そこから私は、家に帰るたび寂しさを覚えた。



家に帰っても誰もいない寂しさ…


学校行事で親がいなところは私だけで、いつも千秋のところで食べさせてもらってた。

羨ましかった。


親のぬくもりを、もう何年感じてないだろう…


テレビを見るとき、ご飯を食べるとき、寝るとき…
私はいつだって1人だった。



たまにママやパパが帰ってきても、会話はなかった。
横を通りすぎても会話ないし、目すらあわしてもくれない。


もう何ヵ月話してないんだろう…?

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