描いた綺麗な画

ほんとはいてほしい。
でもわがままなんて言えない。



「私は帰ります。」



ママが帰ろうとしたとき、「ちょっと待ってください!!」


千秋と朋美と亜美が、ドアを開けてママとパパに話しかけた。



「直がこんな状態なのに、母親のあなたがついてあげないんですか!?」


「千秋ちゃん、私は仕事があるの。それにあなが私たち家族の口出しをしないで。」


ママ…


「失礼なのは、十分承知です。ですが、これでわかりました。
直が学校で笑っていても、心から笑うことは、なかった!!」


朋美…


「私は直のことを全然わかってあげられなかった!!
お母さん、直は寂しいんです!!」


「亜美っ、もうやめて!!」