硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
呼ばれて
日和は振り返る。


「ん?」


「あのな。

まずは、大学合格だ」


「うん」


日和は、
龍星の言葉の意図はわからず、ただ言われたことに頷く。



「日和。

今、自分がやるべきこと。

目の前の目標達成に、集中しろ。

他のことは、それからだ。

だから、
まずは、大学合格。

な?」



「うん。わかった」



日和は、
龍星を見つめて
微笑んで頷いた。


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