硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~
入学式の日が近づき


日和は、

両親や親戚、
両親の友人や御近所の方達に
お祝いを頂き、

喜びを噛み締める。


そして、ある夜


日和は、
ある決意を両親に話すことを決めた。


生まれて初めて、
自分の意思を両親に言うことになる。



「どうしたの?」

「ん?日和、何だい?」

「はい」


日和は、
両親にリビングに座ってもらい、
改まって、
正座をした。


両親は、
何かなと日和を見つめる。


日和は、
両親を見つめて
静かに口を開いた。


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