硝子の靴 ~夜帝の紅い薔薇~少女A~


そして、
言葉も出ずに目を丸くした。


「どうだい?自分の着姿は。
似合ってるだろ?」


「…自分で似合ってるなんて、恥ずかしくて言えない、けど…」


「うん、わかるよ。

でも、いいだろ?

けっこうイケるかもって、自分を新発見したんじゃない?」


「…うん…そう、かな」


日和は、
恥ずかしそうに返事をした。

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