「さよなら」も言わずに。
2人でずっと喋って。
2人で寄り添ってテレビを見て。
2人でお菓子をいっぱい食べて。
2人でジュースをいっぱい飲んだ。
すごく…
すごく短い時間に感じた。
幸せな時間って、やっぱり短いや。
気づくと、もう8時30分。
コンビニに行った時間から、
約2時間30分。
でも、私にとっては1分くらい…
1秒くらいに感じた。
―コンコンッ―
ドアをノックする音が聞こえた。
―ガチャ―
ドアの向こうに居たのは、
尚人の妹の香奈ちゃん。
「お兄ちゃん、お風呂入って来なよ。
彼女さんもぉ!!!」
また私をキッと睨み、尚人の隣に座った。
「お兄ちゃん、ポテチ食べたのぉ!?
ズルいよ!!!香奈ポテチ好きなのにぃ。
また今度買ってね?!」
尚人が携帯の画面を香奈ちゃんに見せる。
私とは反対側に座ってるから、
私に背を向けてる。
ズキッて胸が痛んだ。
「えぇ。
買ってくれてもいいじゃん。ケチ。」
2人の会話が何だか羨ましくて
香奈ちゃんに嫉妬心がわいてきて、
私はテレビに夢中なふりをした。
バカだね…、私。
香奈ちゃんは尚人の妹じゃん。
何嫉妬してんだろ…。
まだ小6の子で、お兄ちゃんに甘えたいだけなのに…。
何だか尚人を取られたような気がして
胸が痛かった。
2人で寄り添ってテレビを見て。
2人でお菓子をいっぱい食べて。
2人でジュースをいっぱい飲んだ。
すごく…
すごく短い時間に感じた。
幸せな時間って、やっぱり短いや。
気づくと、もう8時30分。
コンビニに行った時間から、
約2時間30分。
でも、私にとっては1分くらい…
1秒くらいに感じた。
―コンコンッ―
ドアをノックする音が聞こえた。
―ガチャ―
ドアの向こうに居たのは、
尚人の妹の香奈ちゃん。
「お兄ちゃん、お風呂入って来なよ。
彼女さんもぉ!!!」
また私をキッと睨み、尚人の隣に座った。
「お兄ちゃん、ポテチ食べたのぉ!?
ズルいよ!!!香奈ポテチ好きなのにぃ。
また今度買ってね?!」
尚人が携帯の画面を香奈ちゃんに見せる。
私とは反対側に座ってるから、
私に背を向けてる。
ズキッて胸が痛んだ。
「えぇ。
買ってくれてもいいじゃん。ケチ。」
2人の会話が何だか羨ましくて
香奈ちゃんに嫉妬心がわいてきて、
私はテレビに夢中なふりをした。
バカだね…、私。
香奈ちゃんは尚人の妹じゃん。
何嫉妬してんだろ…。
まだ小6の子で、お兄ちゃんに甘えたいだけなのに…。
何だか尚人を取られたような気がして
胸が痛かった。