先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
「いたいぃ~」
「瑠香♪もうちょっと頑張ろう!!なっ!?」
「いたいぃ~助けて~」
「相沢さん!!頭見えて来ましたよぉ~。」
その言葉を聞いて、もう一踏ん張り頑張った。
「…っんぎゃぁ…っんぎゃぁ」
「相沢さん!!おめでとうございます♪3月31日、午前5時26分、元気な男の子ですよ♪」
そう言って抱かせてくれた赤ちゃん。とても小さいけどドッシリ重みはあった。赤ちゃんは直ぐに奥に連れて行かれ、綺麗な水色の産着を着て出てきた。
「お父さんも抱っこしてあげて下さい。」
そう言って赤ちゃんを受け取り、胸に抱いた真ちゃんの顔は涙でぐちゃぐちゃで、でもステキな顔をしていた。