先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
俺は元嫁に対する怒りや疑問などが入り雑じりおかしくなりそうだった。
素直に離婚を認めてくれて新しい道を進みだしたはずなのに、2年以上たった今にどうしてだろう…
俺だけへの嫌がらせならまだいいが、瑠香には許せなかった。ましてや生後1か月の無抵抗の一途にまでケガを負わせた元嫁が許せなかった。
そんなことを考えていると、瑠香が目を覚ました。俺は抱き締めて瑠香に謝った。
「瑠香、ごめんなぁ。怖い思いや辛い思いさせて。」
「真ちゃんありがとうね。私、頭が混乱して一途を守れなかった。ママ失格だよ…」
「俺が悪いんだよ。一途は6針縫ってもらって、もう少ししたら目が覚めるらしい。命に別状はないから安心していい。」
「全部してくれてありがとうね。」
「元嫁とはキッチリ話し合う。俺の親も入ってもらう。事情説明して連絡したから。」
それからしばらくして一途は目を覚まし、その日の夜に家に帰った。