先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
お互いが子育てや主婦業に追われながらの忙しい生活でメールでしか連絡を取れてなかったから嬉しくて仕方なかった。
夢空ちゃんは奏愛にすごく似ていて可愛い顔をしていた。
「夢空ちゃん奏愛にそっくりだね!!」
「みんなから言われるんだ~。でも爪の形は疾風そっくりだよ(笑)」
「本当だ~」
「一途君は先生によく似てるよね!!瑠香に似てないね」
「生まれた時は似てたんだけど顔がどんどん変わってくんだ。やっと首も据わって楽になってきた。」
「首据わってると楽だよね~!!夢空は少し遅かったから焦ったけど、個人差があるだけだった。」
そんなママトークをしながら、駅に着いて暑いなか歩いて動物園にやっと着いた。
ベビーカーに寝転んでいる一途はご機嫌ななめ。真ちゃんが一生懸命あやしている。
なんとか泣き止んだ一途は真ちゃんの腕に抱かれ夢の中。夢空ちゃんも疾風君に抱かれて夢の中。
大人の話しをしながら動物園を見て回った。