先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
実家
地元の駅まで戻り、そこからは車で真ちゃんの実家に向かった。
実家は地道で2時間半も離れているため、今日は高速に乗る事にした。
途中で一途がグズりだしたからパーキングで止まって真ちゃんが一途を抱いて車から降りた。
私も一緒に降りて交代でトイレに行きながら一途をあやしていた。
『俺、お茶買って来る。先に車に戻ってて!?』
『わかった。3列目で一途にオッパイあげてるね。』
『んなら俺もそうしようかな…(笑)』
『ばか真ちゃん!!私にもお茶買ってきてね』
『一途だけ…』
そう文句を言いながら自販機へと向かって行った。
車の3列目で一途にオッパイをあげていると、だんだんと機嫌が良くなってきた。
真ちゃんも隣に座り、一途の頭を撫でて居たのに、一途が寝ると、
一途を抱き上げてチャイルドシートに寝かせ、思いっきり抱き締めてきた。