先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
『真ちゃん!?』
『ん!?どおした?』
『ううん、何でもない。ただ呼んでみただけ』
そう言うと真ちゃんはベッドにきて、私の隣に寝転がった。
『瑠香?
今日瑠香が病院で一途見つめてた顔はすっかりママの顔だったぞ!?
でも今はすっかり甘えん坊な瑠香の顔だぞ!!
夜寝る時くらいは甘えん坊な瑠香の顔で居ていいよ!?一途のママの前に俺の瑠香だから』
『うん、ありがとう。
今日病院で一途に心で話してたんだ。
生まれて来てくれてありがとうとか、一途の名前の由来、
私が自慢出来る事とか話してたんだ。
私は大空や宇宙が兄弟で良かったと思うし、真ちゃんも和花ちゃんが兄弟で良かったと思ってると思う。
だから一途にも兄弟を作ってあげたい。もう少し落ち着いたら兄弟作っていい!?』
『そうだな。お腹の中で育てるのも、産むのも、母乳あげるのも瑠香しか出来ない。
体に負担が掛かるのは瑠香だから、瑠香のペースでいいよ。』