先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
『……えぇ~!!そこぉ!?』
『だってぇ~…。』
そんな事を言っていると、一途が今度は私の肩から真ちゃんの肩まで歩いた。
真ちゃんの肩を掴み、ニッっと笑うと、またまた真ちゃんが大粒の涙を流した。
『かず~!!!』
『んぅ~あっ!!キャハキャハ』
真ちゃんは一途を抱き締めていた。
我が子の成長ってこんなにも早いんだな…。
つい最近まで首も据わらずに抱っこに苦労してた我が子が
今は1人でハイハイしたり、立ち上がったり出来るんだもん…。
嬉しい様で寂しい…微妙な気持ち。
でも一途を育てて来て、全部が初めてだったけど、後悔してる事はないつもり。
しっかり愛情注いで、この頃はニッっと笑われても、なるべくダメな事はダメと怒る様にしていた。