先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
なかなか寝てくれない一途をやっとの思いで寝かした。
一途が寝てから15分位経った時、真ちゃんが帰ってきた。
『ただぃまあ… 瑠香起きてたんだ…。』
『うん おかえり…』
聞こうとしていた事が聞けない。なんで…。
『俺、寝るわ…ぉやすみ。』
『そっか…。お疲れ様。上着、片付けとくから…』
そう言うと真ちゃんは上着を渡してきた。上着をハンガーにかけているときに、ポケットに異変を感じた。
手を入れてみると、固くて小さい物が手に当たった。
それを見てみると 女物のピアスだった…。
真ちゃん…
このピアス 誰の…!?
真ちゃんのじゃ無いよね…。
それに なんでこの頃は冷たいの!?私なんて魅力ないから??
真ちゃんに聞こえない様に、静かに泣いた。