先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
第14章 実家と春休み
久々の実家
朝8時に合わせた目覚まし時計が鳴る15分前、千愛の泣き声で目が覚めた。
真ちゃんが春休みに入ってから3日目。もうすぐ一途2歳の誕生日。成長って早いなあ…。
そんな事を思いながら千愛を抱くと、すぐに寝てしまった千愛。
よく人は心音を聞くと安心するから人間の本能で自分の心臓側を赤ちゃんの頭になるように抱くと言うけど本当なんだなあ…。
私も寝るときは真ちゃんの心臓の音聞きながら眠りにつく。
すごいなあ… 人間って(笑)
寝た千愛をもう1度ベビーベッドに寝かしに行くと、一途がベビーベッドに座っていた。
『かず、おはよ!!』
『ままあ~!!!』
そう言って手を伸ばして来た一途を抱いて、ご飯の準備をしにリビングへ向かった。