先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~




家を建てる話はどんどん進んでいて、時間があれば家の話をしていた。



一途の2才の誕生日も終わり、春休みも終わって、しんちゃんも仕事に行き、日中は一途と千愛との3人の生活が始まった。


『ぱぱあ~』


『かず、ぱぱ居ないよ。』

『んやぁ…』


『アンパンマンまで待ってね!?』


『ぱぱあ~』


そう言って一途がグズり出したのは、16時頃。

春休みでも、部活は半日だったから、日中でも真ちゃんといた一途。

長期休業が明けると、3日くらいはいつも泣く一途。


千愛が昼寝をしていたから一途を抱いてベランダに出た。


『かず、ママと砂遊びしよっか!?』


そう言ってもギュっと抱きついてグズる一途。

真ちゃんが写っている写真立てをリビングから持ってきて一途に見せると、ニコニコし出した。


ベランダで一途を抱きながら写真を見せてたら寝てしまった一途。

リビングの千愛の横に並べて寝かせた。












< 322 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop